Version 8.0.1 (2007-11-04)
製作著作 © 2007 Red Hat, Inc, と他社
This document is released under the terms of the Open Publication License. For more details, read the full legalnotice in 項3. 「Legal Notice」.
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Latest Release Notes on the Web |
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These release notes may be updated. Visit http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ to view the latest release notes for Fedora Core. |
改訂履歴 | ||
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改訂 8.0.1 | 2007-11-04 | PWF |
F8 向けゼロ日更新 | ||
改訂 8.0.0 | 2007-10-22 | PWF |
最後のための新バージョンを押す | ||
改訂 7.92 | 2007-10-02 | PWF |
F8 テスト3 向けの内容の更新 |
Fedora プロジェクトは Red Hat がスポンサーで、コミュニティーがサポートしているオープンソースプロジェクトです。フリーでオープンソースのソフトウェアと内容の急速な発達が目標です。Fedora プロジェクトは、フリーでオープンソースのソフトウェアが供給できる、最良のオペレーティングシステムとプラットフォームを求めて、公開フォーラムや、オープンプロセス、急速な革新、エリート集団、透明性を活用します。
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Web 上の最新リリースノート |
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このリリースノートは更新されているかもしれません。Fedora の最新のリリースノートを見るには http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ を参照してください。 |
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Web 上の古いリリースノート |
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Fedora の直前のリリースよりも古いものから移行しようとしているのならば、追加情報のために古いリリースノートを参照すべきです。古いリリースノートは http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ にあります。 |
もしバグレポートや追加機能要求(Request for Enhancement; RFE)をしてくれるのであれば、継続的に Fedora を改善することで Fedora プロジェクトコミュニティを助けることができます。バグについての詳細は http://fedoraproject.org/wiki/BugsAndFeatureRequests を参照してください。ご参加ありがとうございます。
Fedora に関するより一般的な情報については、以下の web ページを参照してください。
Fedora 概説 (http://fedoraproject.org/wiki/Overview)
Fedora FAQ (http://fedoraproject.org/wiki/FAQ)
Fedora プロジェクトへの参加 (http://fedoraproject.org/wiki/Join)
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ドキュメントへのリンク |
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資源の制限により、インストールした環境では多くのリンクが正常に動作しないかもしれません。リリースノートはデスクトップウェブブラウザーのデフォルトのホームページとしてインストール後に見ることができます。インターネットに接続しているのならば、FedoraとFedoraを作成し、サポートしているコミュニティーについての他の役に立つ情報を見つけるためのリンクを使用して下さい。 |
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Web 上の最新リリースノート |
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このリリースノートは更新されているかもしれません。Fedora の最新のリリースノートを見るには http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ を参照してください。 |
このわくわくする新たなリリースについての画像と映像で満たされた「ツアー」が http://fedoraproject.org/wiki/Tours/Fedora8 で見ることができます。
このリリースは、多くの重要な製品やテクノロジーの大幅に新しいバージョンを含みます。以下の節で Fedora Core の以前のリリースからの大きな変更点に対する概要です。
Fedora は特定のソフトウェアパッケージの集合からビルトされた Fedora の変種である スピン を含んでいます。個々のスピンは特定の種類のエンドユーザーからの要求に合致するソフトウェアの組み合わせからなっています。ネットワークインストールのための非常に小さなboot.iso
イメージに加え、以下のスピンを選ぶことができます:
デスクトップやワークステーション、サーバー利用者のための標準イメージ。このスピンは以前の Fedora のリリースの利用者用のアップグレードパスであり、同様の環境を提供します。
ディスクや USB フラッシュ装置から実行でき、望むならばハードディスクにインストールすることができる、4 つのライブイメージのうちの 1 つ。ライブイメージについての詳細な情報は "Live" セクションを見てください。
特注のスピンが http://spins.fedoraproject.org で入手できます。これらのライブイメージは livecd-tools パッケージにある livecd-iso-to-disk ユーティリティー経由で USB 媒体で使用できることを覚えておいてください。
このリリースは GNOME 2.20 を採用しています。GNOME には Evolution メールクライアントでのメール通知機能や、Evince ドキュメントビュアーでの PDF フォームへの書き込み機能、ファイル管理の改良、 Appearance コントロールパネルアプレットの改訂、ヘルプシステムの改良など他の多くの改良を含んでいます。
オンラインデスクトップはオンラインサービス向けに設計されたデスクトップ体験を提供します。オンラインデスクトップの予告版は GNOME のオプションのサイドバーにある BigBoard 経由で提供されます。
KDE 3.5.8 が標準 DVD だけでなく、KDE ライブイメージでも入手できます。KDE 4 (ベータ) 開発環境がリポジトリーで入手できます。
Xfce 4.4.1 がこのリリースの一部として入手できます。
NetworkManager 0.7 は改良されたワイヤレスネットワーク管理サポートを提供します。複数装置のサポートを含み、他の機能強化を含めてシステム全体での設定機能を提供します。
PulseAudio がデフォルトでインストールされ、有効になっています。PulseAudio は既存の殆ど全ての Linux サウンドシステムと互換のある、先進的なサウンドサーバーです。PulseAudio は音声出力のホットスイッチングができ、個々の音源やネットワーク音声、その他への個別のボリューム制御ができます。
Codecbuddy が含まれ、フリーで優れた品質のオープンフォーマットを、特許で阻害され、著作権のあるフォーマットのマルチメディアコンテンツに挑戦しているエンドユーザーに普及するように促進します。
Compiz と Beryl を再マージした合成ウィンドウマネージャーである Compiz Fusion は、デフォルトでインストールされます。GNOME で Compiz Fusion を有効にするには、Xorg work は、継続しており、デフォルトで Compiz 有効になります。
→ → ツールを使用してください。継続して長期のIcedTea と呼ばれる完全にフリーでオープンソースの Java 環境がデフォルトでインストールされます。IcedTea は OpenJDK から派生しており、GCJ に基づくブラウザープラグインを含み、x86 と x86_64 の両方のアーキテクチャーで利用可能です。GCJ は今も PPC アーキテクチャーのデフォルトです。
多くの 新機能 を持つ OpenOffice.org 2.3 が Fedora 8 の一部として利用可能です。
ブルートゥース装置とツールがより良いグラフィカルとシステム統合を手に入れました。
ラップトップの利用者はサスペンド/リジュームの良さやマルチメディアキーボードサポートを含む HAL の "quirks" 機能から恩恵を受けます。
x86
と x86_64
アーキテクチャーでのティックレスカーネルと、powertop 経由での不必要なプロセッサー起動の削減のおかげで電源管理が改良されました。
Fedora のこのリリースは Fedora Art チームからの Infinity と呼ばれる新しいルック&フィールを持っています。
Nodoka、Fedora 向けに特別に作られた新しい GNOME テーマがこのリリースから使用できます。
オンラインブラウザーの新しいホームページ http://start.fedoraproject.org がこのリリースから登場します。
Fedora は常に多くの革新的な セキュリティー機能 を改良しており、FORTIFY_SOURCE がセキュリティーの弱点を防ぐよう、C に加えて C++ もカバーするように 強化 されました。
最新のグラフィカルファイアーウォール設定ツール、system-config-firewall で system-config-securitylevel を置き換えました。
このリリースでは多くの新改良やセキュリティーポリシーの変更に加えて SELinux 経由で Kiosk 機能を提供します。
Fedora 8 の glibc パッケージは SHA256 と SHA512 を使ったパスワードの サポート があります。以前は DES と MD5 だけが利用可能でした。まだパスワードを生成するツールは拡張されていませんが、もし他の方法でそのようなパスワードが生成されたら、glibc はそれを認識し、敬意を払います。
Fedora 8 の Xen や KVM、QEMU 用の安全な遠隔管理機能が提供されます。 仮想化.
高く評価された開発環境の新リリースである Eclipse 3.3 (Europa) がこのリリースの一部として取り扱えます。
このリリースでは yumと、Pirut、Pup の性能が著しく改善されました。
プログラムの追加と削除 ツールである、pirut が、ソフトウェアリポジトリーを管理するために新しいグラフィカルインターフェースを導入しました。インストールされたソフトウェアのリポジトリーを有効や無効にするために、 → を使えます。
ライブインストールは早く、必要とする root ファイルシステムも小さい。ファイルシステムの配置も多少変更されている。ライブイメージ用のシステムファイルは LiveOS/
配下にあり、新しい README
ファイルがライブイメージへの短い導入として提供されています。
Transifex は、利用者に、あらゆるアップストリームプロジェクトに対してだけでなく、Fedora のプロジェクトにも翻訳を直接提供することができ、翻訳作業で貢献できるようにするウェブベースの翻訳インターフェースを提供します。
独自のビルド ID の Fedora のソフトウェアビルド基盤への統合により、デバッグ機能とコアダンプの強化をもたらしました。
generic-logos ソフトウェアパッケージを通じて Fedora は Fedora の派生物の商標変更をたやすくしました。Fedora の模倣構造の変更は派生物の生成をたやすくしました。
pam_console
モジュール利用は、デスクトップを現代化した HAL 経由の制御を支持して削除されました。
Fedora 8 は 2.6.23 ベースのカーネルを採用しています。
Fedora の次のリリースに対する提案は http://fedoraproject.org/wiki/RoadMap から利用可能です。
Copyright (c) 2007 by Red Hat, Inc. and others. This material may be distributed only subject to the terms and conditions set forth in the Open Publication License, v1.0, available at http://www.opencontent.org/openpub/.
The Fedora Art Project created the admonition graphics (note, tip, important, caution,
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documentation produced for the Fedora Project.
FEDORA, FEDORA PROJECT, and the Fedora Logo are trademarks of Red Hat, Inc., are registered or pending registration in the U.S. and other countries, and are used here under license to the Fedora Project.
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All other trademarks and copyrights referred to are the property of their respective owners.
Documentation, as with software itself, may be subject to export control. Read about Fedora Project export controls at http://fedoraproject.org/wiki/Legal/Export.
コメントや、指摘、バグ報告を Fedora コミュニティーにするために時間を割いて下さってありがとうございます。そうすることで世界中の Fedora や、Linux、フリーソフトウェアの改良を助けることができます。
Fedora のソフトウェアやその他のシステム要素に対してのフィードバックについては http://fedoraproject.org/wiki/BugsAndFeatureRequests を参照してください。このリリースについての共通して報告されたバグや既知の問題の一覧は http://fedoraproject.org/wiki/Bugs/F8Common で利用可能です。
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リリースノートのみへのフィードバック |
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この節ではリリースノート自身へのフィードバックに関係します。 |
このリリースノートが何とかして改善できると感じたのであれば、著者に直接フィードバックを提供することができます。好みに応じて、いくつかの方法があります:
Fedora のアカウントがあるのならば、http://fedoraproject.org/wiki/Docs/Beats にある内容を直接編集する。
このテンプレート: http://tinyurl.com/nej3u にバグレポートを記入する - このリンクはリリースノート自体へのフィードバック専用です。 詳細については上記の勧告を参照してください。
relnotes@fedoraproject.org にメールする
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Web 上の最新リリースノート |
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このリリースノートは更新されているかもしれません。Fedora の最新のリリースノートを見るには http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ を参照してください。 |
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Fedora インストールガイド |
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Fedora のインストール方法を学ぶには、http://docs.fedoraproject.org/install-guide/ を参照してください。 |
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これらのリリースノートはインストールの問題を対象としていません |
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インストール中に、これらのリリースノートで対象としていない問題や質問がある場合、http://fedoraproject.org/wiki/FAQ と http://fedoraproject.org/wiki/Bugs/Common を参照してください。 |
Anaconda は Fedora インストーラーの名前です。この節では Anaconda と Fedora 8 のインストールに関する問題の概要を述べます。
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大きなファイルのダウンロード |
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もし Fedora の DVD ISO イメージをダウンロードするつもりであれば、全てのダウンロードツールが 2GiB を超えたファイルに対応しているわけではないことに留意しておいてください。この制限がないツールには wget のバージョン 1.9.1-16 以降や、curl、ncftpget があります。Bittorrent は大きなファイルを取得するもうひとつの方法です。torrent ファイルの取得と使用についての情報は、http://torrent.fedoraproject.org/ を参照してください。 |
Anaconda は、デフォルトでインストール媒体の整合性をテストします。これは、CD、DVD、ハードドライブの ISO 、NFS の ISO によるインストールで機能します。インストールを開始する前、またインストール関連のバグとして報告する前に全てのインストール媒体のテストを行うことを Fedora プロジェクトは提言します。報告されたバグの多くは、実際には不適切に焼かれた CD や DVD が原因のものです。
mediacheck 機能はとても敏感であり、使用可能なディスクを不完全であると報告することがあります。この結果はたいてい、ISO ファイルからディスクを作成するさいに埋め草 (padding) を入れないソフトウェアによるものです。このテストを使うには、起動時に任意のキーを押してメニューに入ります。それから Tab キーを押し、パラメーターリストに mediacheck
オプションを追加し、Enterを押します。
mediacheck 機能が正常に終わったら、DMA モードから通常の状態に戻るために再起動します。 多くのシステムでは、ディスクからのインストール処理が早くなります。再起動時には mediacheck
オプションをスキップしてもかまいません。
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BitTorrent は自動的にファイルの整合性を検査します |
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BitTorrent を使う場合には、ダウンロードする全てのファイルは自動的に検証されます。もしファイルのダウンロードが完了したのであれば、それをチェックする必要はありません。しかしながら、いったん CD か DVD に焼いたのであれば、媒体の整合性を検査するために、やはり mediacheck を使用すべきです。 |
Fedora をインストールする前に、メモリーの検査を実行するには、起動メニューで任意のキーを押し、Anaconda の代わりに Memtest86 スタンドアローンメモリーテストソフトウェアを実行します。Memtest86 メモリー検査は、Esc キーを押すまで実行し続けます。
を選択します。このオプションにより![]() |
Memtest86 の入手方法 |
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この機能を利用するためには、インストールディスク 1 か、DVD、rescue CD から起動する必要があります。 |
Fedora 8 はグラフィカルな FTP、HTTP インストールをサポートします。ただし、インストーライメージが RAM に収まるか、インストールディスク 1 のようにローカルな記憶域になければなりません。そういうわけで、192MiB 超の RAM を搭載したシステムか、インストールディスク 1 から起動されたシステムでのみ、グラフィカルなインストーラーが使用できます。192MiB 以下の RAM を搭載したマシンでは、自動的にテキストベースのインストーラーが使用されます。もしテキストベースのインストーラーがいいのであれば、boot:
プロンプトで linux text と入力してください。
ライブイメージサポートの改良
RAM や USB スティックから起動しているライブイメージからインストールする機能
改良された IEEE-1394 (Firewire) サポート
i386 と x86_64 で IDE ドライブ用に /dev/hdX
を使用することは、廃止が予定されており、PPC 上を除いて /dev/sdX
に変更されました。上記のFC6 からのアップグレードで装置のラベル化の必要性と、パーティションの制限についての注意を参照してください。
すべての IDE RAID コントローラーがサポートされるわけではありません。もし RAID コントローラーが dmraid でまだサポートされてなければ、Linux ソフトウェア RAID を設定することで、ドライブを RAID アレイにすることができます。サポートされるコントローラーでは RAID 機能をコンピューターの BIOS で設定してください。
複数のネットワークインターフェースがあると、サービスによっては eth0 を BIOS が認識している最初のネットワークインターフェースに割り当てないことがあり、PXE で使用されているネットワークインターフェース以外をインストーラーが使用しようとすることがあります。この動作を変えるにはpxelinux.cfg/*
設定ファイルで以下を使用してください:
IPAPPEND 2 APPEND ksdevice=bootif
上記の設定オプションによりインストーラーは BIOS や PXE が使用しているのと同じネットワークインターフェースを使用するようになります。以下のオプションも使用できます:
ksdevice=link
このオプションによりネットワークスイッチにリンクしているのが見つかった最初のネットワーク装置をインストーラーが使用するようになります。
このインストールで Smart アレイカードが見つからないといった困難に遇ったら linux isa をインストーラープロンプトで入力してみてください。カードを手で選択できるようになります。
現在、Anaconda はユーザーランドファームウェアをロードすることができません。これは、ロードされたファームウェアに依存するドライバーを使う装置はインストール時にはサポートされないということを意味します。これは全ての QLogic ストレージコントローラーを含みます。
Fedora アップグレードの推奨手順については、ページ http://fedoraproject.org/wiki/DistributionUpgrades を参照してください。
古い IDE ドライバーが 1 装置当たり最大 63 個のパーティションをサポートしていたのに対し、SCSI 装置は 1 装置当たり 15 個のパーティションに制限されています。Anaconda は Fedora の他の部分と同じ方法で、新しい libata
ドライバーを使用しており、インストール中やアップグレード処理で IDE ディスク上の 15 個を越えるパーティションを検出できません。
もし 15 パーティションを越えるシステムをアップグレードしようとしているのならば、ディスクを論理ボリューム管理 (LVM) に移行する必要があるかもしれません。この制限は LVM をサポートしていない他のインストールされたシステムと対立するかもしれません。たいていの最近の Linux ディストリビューションは LVM をサポートしており、他のオペレーティングシステム向けのドライバーも同様に利用可能です。
linux カーネルがストレージ装置の取扱い方法を変えたということは、/dev/hdX
や /dev/sdX
といったデバイス名が以前のリリースの値と違うかもしれないということです。Anaconda はこの問題をパーティションラベルに依存して解決します。 ラベルがなかったら、Anaconda はパーティションにはラベルが必要だとの警告を表示し、アップグレードは開始できません。論理ボリューム管理 (LVM) とデバイスマッパーを使用しているシステムは通常、ラベルを必要としません。
パーティションラベルを見るには、既存の Fedora システムを起動し、端末のプロンプトで以下を入力します:
/sbin/blkid
一覧の個々のボリューム行が、以下に示すように LABEL=
値を持っていることを確認して下さい:
/dev/hdd1: LABEL="/boot" UUID="ec6a9d6c-6f05-487e-a8bd-a2594b854406" SEC_TYPE="ext2" TYPE="ext3"
どのファイルシステムのラベルが追加や更新されても、/etc/fstab
の装置行は以下に合致するように修正されなければなりません:
su -c 'cp /etc/fstab /etc/fstab.orig' su -c 'gedit /etc/fstab'
ラベルによるマウントの行の例は:
LABEL=f7-slash / ext3 defaults 1 1
/grub.conf
カーネルルートエントリーを更新/
(ルート) ファイルシステムのラベルが変更されたら、grub 設定ファイルのカーネル起動パラメーターも変更しなければなりません:
su -c 'gedit /boot/grub/grub.conf'
カーネル grub 行に合致する例は:
kernel /vmlinuz-2.6.20-1.2948.fc6 ro root=LABEL=f7-slash rhgb quiet
パーティションラベルが適合されたか、/etc/fstab
ファイルが変更されたら、全てのパーティションが正常にマウントされ、ログインできることを確認するために既存の Fedora システムを起動します。完了したら、インストーラーを起動し、アップグレードを開始するためにインストール媒体で再起動します。
特にサードパーティーの収納庫からのソフトウェアを含んでいる場合には、一般的に、アップグレードよりも新規インストールを勧めます。アップグレードした Fedora のシステムでは以前のインストールから残ったサードパーティーのパッケージは期待どおりには動かないかもしれません。それでもアップグレードを行うと決めたのならば、以下の情報が役に立つでしょう:
まずアップグレードするまえに、システムの完全なバックアップをとりましょう。具体的には /etc/
と /home
、さらにカスタマイズされたパッケージがそこにインストールされているのなら /opt
と /usr/local
を保存します。失敗した場合に備え、代替パーティションに古い状態の「クローン」を作っておきマルチブートにしておくことは、考慮に値するでしょう。GRUB フロッピーのような代替の起動メディアを作っておくことは賢明なことです。
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システム設定のバックアップ |
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アップグレード完了後に次のコマンドを実行します。
rpm -qa --last > RPMS_by_Install_Time.txt
アップグレード以前のパッケージを探すために出力の後ろの方をチェックします。サードパーティのリポジトリーからのパッケージを削除するか更新します、でなければ、必要に応じた対処をします。以前にインストールしたパッケージのいくつかはどの設定リポジトリーにもないかもしれません。全てのパッケージをリストするには以下のコマンドを使用します:
su -c 'yum list extras'
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Web 上の最新リリースノート |
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このリリースノートは更新されているかもしれません。Fedora の最新のリリースノートを見るには http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ を参照してください。 |
この節では、Fedora でサポートするハードウェアアーキテクチャごとの情報を提供します。
RPM は同じパッケージを複数アーキテクチャに平行してインストールすることをサポートします。rpm -qa のようなデフォルトのパッケージリスト表示では、アーキテクチャが表示されないのでパッケージが重複して表示されるはずです。代わりに yum-utils パッケージに含まれており、デフォルトでアーキテクチャを表示する repoquery を使ってください。yum-utils をインストールするには、次のコマンドを実行します。
su -c 'yum install yum-utils'
rpm を使ってアーキテクチャ付きで全パッケージを表示するには、以下のコマンドを実行します。
rpm -qa --queryformat "%{name}-%{version}-%{release}.%{arch}\n"
これを /etc/rpm/macros
(システム全体の設定用) または ~/.rpmmacros
(ユーザー毎の設定用) に追加することができます。これによりデフォルトの問い合わせがアーキテクチャを表示するように変わります:
%_query_all_fmt %%{name}-%%{version}-%%{release}.%%{arch}
この節では、Fedora と PPC ハードウェアプラットフォームに特有の情報を取り扱います。
最小 CPU: PowerPC G3 / POWER3
Fedora 8 は 1999 年頃以降に出荷された "New World" 世代のアップル Power Macintosh のみをサポートします。
Fedora 8 は IBM pSeriesや、IBM iSeries、IBM RS/6000、Genesi Pegasos II、IBM Cell Broadband Engine マシーンもサポートします。
Fedora 8 は Genesi Efikaと、Sony PlayStation 3 向けの新ハードウェアサポートを含んでいます。
テキストモードでの推奨環境: 233 MHz G3 以上、128MiB RAM。
グラフィカルモードでの推奨環境: 400 MHz G3 以上、256MiB RAM。
以下に示すディスク容量の要求は、インストール完了後に Fedora 8 が使用するディスク容量です。しかしながら、インストール環境の保持のためにインストール中には追加のディスク容量が必要になります。追加のディスク容量は、(インストールディスク 1 にある) /Fedora/base/stage2.img
のサイズに、インストール後のシステムの /var/lib/rpm
以下のファイルのサイズを加えたものに相当します。
具体的には、追加容量として最小インストールでは 90 MiB 必要で、"すべて" のインストールの場合には 175MiB が必要です。すべてのパッケージをインストールすると 9 GB 以上のディスクが必要になります。
また、あらゆるユーザーデータにも追加の容量が必要であり、システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き容量が必要です。
Fedora Core 6 での 64KiB ページでの短い実験の後、PowerPC64 カーネルは 4KiB ページに戻りました。インストーラーはアップグレード中に swap パーティションを自動的に再フォーマットします。
Apple システムでの Option キーは PC での Alt キーと同じものです。ドキュメントやインストーラーで Alt キーに触れているところでは、Option キーを使ってください。キーの組合わせによっては、Option キーを Fn キーと組み合わせて使う必要があるでしょう。例えば、仮想ターミナル tty3 に切り替えるためには Option+Fn+F3 を使います。
Fedora のインストールディスク 1 はサポートしているハードウェアで起動可能です。それに加え、起動可能な CD イメージは1枚目の images/
ディレクトリ以下にあります。このイメージはハードウエアによって次のような異なる動作をします。
たいていのマシンではブートローダーはインストールディスクから自動的に適切な32ビットか64ビットのインストーラーを起動します。デフォルトの gnome-power-manager パッケージは、スリープとバックライトレベルの管理を含めた電源管理をサポートします。さらに複雑な要求があれば、apmud パッケージが使えます。インストール後に apmud をインストールするには次のコマンドを使用します:
su -c 'yum install apmud'
64ビット IBM pSeries (POWER4/POWER5)、現行の iSeries モデル. CD を起動するために OpenFirmware を使用した後、ブートローダー yaboot が自動的に 64 ビットインストーラーを起動します。
IBM "Legacy" iSeries (POWER4). OpenFirmware を使用しない、いわゆる "Legacy" iSeries モデルはインストールツリーの images/iSeries
ディレクトリーにある起動イメージの利用が必要です。
32ビット CHRP (IBM RS/6000 など). CD を起動するために OpenFirmware を使用した後、boot:
プロンプトで起動イメージ linux32
を選択し、32ビットインストーラーを起動してください。そうしないと 64ビットインストーラーが起動しますが、これは動作しません。
Genesi Pegasos II. 執筆時点で、ISO9660 ファイルシステムを完全にサポートした Pegasos のファームウェアは未だリリースされていません。しかしながら、ネットワーク起動イメージを使うことができます。OpenFirmware プロンプトで次のコマンドを入力します:
boot cd: /images/netboot/ppc32.img
また、インストールした Fedora システムを起動可能にするように Pegasos 上の OpenFirmware を手動で設定する必要があります。そうするためには、環境変数 boot-device
と boot-file
を適切に設定する必要があります。
Genesi Efika. 執筆時点で、Efika のファームウェアには yaboot ブートローダーの正しい操作ができないバグがあります。Fedora 8 のリリースの前の2007年4月には更新ファームウェアが利用可能なはずです。修正されたファームウェアでは Efika のインストールは Pegasos II と同じはずです。
Sony PlayStation 3. PlayStation 3 にインストールするためには、最初にファームウェアを 1.60 以降に更新します。http://www.playstation.com/ps3-openplatform/manual.html の指示に従って "Other OS" ブートローダーを flash にインストールしなければなりません。適切なブートローダーイメージが Fedora 8 のインストール媒体にあります。一度ブートローダーがインストールされたら、PlayStation 3 は Fedora インストール媒体から起動します。グラフィカル起動メニューから linux64
を選択します。Fedora と PlayStation3 や、一般的な PowerPC 上の Fedora に関する詳細な情報は、Fedora-PPC メーリングリスト か、FreeNode 上の#fedora-ppc
チャネルに参加してください。
ネットワーク起動. インストーラーのカーネルと ramdisk を一緒にしたイメージが、インストールツリーの images/netboot/
ディレクトリ以下にあります。これらは TFTP を使ったネットワーク起動を対象としてはいますが、他のことにも使うことができます。
yaboot ローダーは IBM pSeries とアップル Macintosh のための TFTP 起動をサポートします。netboot イメージ上で yaboot を使うことを推奨します。
この節では、Fedora と x86 ハードウェアプラットフォームに特有の情報を取り扱います。
インストール中、またはインストール後に Fedora 8 特有の機能を使うには、ビデオカードやネットワークカードといった他のハードウェア構成要素の詳細を知っておく必要があるでしょう。
以下の CPU 仕様は、Intel プロセッサーの用語で記述されています。 AMD や、Cyrix、VIA から提供されているもので、以下の Intel プロセッサーと互換性を持つもの、または同等な他のプロセッサーも Fedora で使用できるでしょう。
Fedora 8 は Intel Pentium 以上のプロセッサーを要求し、Pentium 4 以降のプロセッサー用に最適化されています。
テキストモードでの推奨環境: 200 MHz Pentium クラス以上
グラフィカルモードでの推奨環境: 400 MHz Pentium II 以上
テキストモードでの最低メモリー: 128MiB
グラフィカルモードでの最低メモリー: 192MiB
グラフィカルモードでの推奨メモリー: 256MiB
以下に示すディスク容量の要求は、インストール完了後に Fedora 8 が使用するディスク容量です。しかしながら、インストール環境の保持のためにインストール中には追加のディスク容量が必要になります。追加のディスク容量は、(インストールディスク 1 にある) /Fedora/base/stage2.img
のサイズに、インストール後のシステムの /var/lib/rpm
以下のファイルのサイズを加えたものに相当します。
具体的には、追加容量として最小インストールでは 90 MiB 必要で、"すべて" のインストールの場合には 175MiB が必要です。すべてのパッケージをインストールすると 9 GB 以上のディスクが必要になります。
また、あらゆるユーザーデータにも追加の容量が必要であり、システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き容量が必要です。
この節では、Fedora と x86_64 ハードウェアプラットフォームに特有の情報を取り扱います。
インストール中、またはインストール後に Fedora 8 特有の機能を使うには、ビデオカードやネットワークカードといった他のハードウェア構成要素の詳細を知っておく必要があるでしょう。
テキストモードでの最小メモリー: 256MiB
グラフィカルモードでの最小メモリー: 384MiB
グラフィカルモードでの推奨メモリー: 512MiB
以下に示すディスク容量の要求は、インストール完了後に Fedora 8 が使用するディスク容量です。しかしながら、インストール環境の保持のためにインストール中には追加のディスク容量が必要になります。追加のディスク容量は、(インストールディスク 1 にある) /Fedora/base/stage2.img
のサイズに、インストール後のシステムの /var/lib/rpm
以下のファイルのサイズを加えたものに相当します。
具体的には、追加容量として最小インストールでは 90 MiB 必要で、"すべて" のインストールの場合には 175MiB が必要です。すべてのパッケージをインストールすると 9 GB 以上のディスクが必要になります。
また、あらゆるユーザーデータにも追加の容量が必要であり、システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き容量が必要です。
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Web 上の最新リリースノート |
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このリリースノートは更新されているかもしれません。Fedora の最新のリリースノートを見るには http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ を参照してください。 |
Fedora のリリースには伝統的なインストールイメージに加え、いくつかのライブ ISO イメージを含んでいます。これらの ISO イメージは起動可能で、媒体に焼いて Fedora の試用に使うこともできます。継続的に使う場合や、より良い性能のためにハードドライブにライブイメージの中身をインストールすることができる機能も含んでいます。
Fedora 8 では 4 つのライブイメージを利用可能です。
Fedora ライブ (i686、x86_64、ppc). このイメージは GNOME デスクトップ環境を含み、全てのサポートされた Fedora ロケールを統合し、Fedora で利用可能な生産性アプリケーションの基本セットを採用しています。i686 バージョンのみ 1 枚の CD に収まります。x86_64 バージョンは同じ機能ですが、multilib パッケージを含みます。
Fedora KDE ライブ (i686、x86_64). このイメージは KDE デスクトップ環境を含み、英語のみのフルサポートです。i686 バージョンのみ 1 枚の CD に収まります。x86_64 バージョンは同じ機能ですが、multilib パッケージを含みます。
Fedora 開発者ライブ (i686). このライブイメージはソフトウェア開発者のために設計され、GNOME デスクトップ環境を採用しています。ツールキットは Eclipse 統合開発環境や、API ドキュメント、各種のデバッグや探査ユーティリティーを含みます。
Fedora Electronic Lab (FEL) ライブ (i686). このライブイメージは電子工学の技術者のために設計され、電子部品の設計やシミュレーションのためのツールキットを含みます。イメージは 1 枚の CD に収まります。
ライブイメージから起動するには、それをコンピューターに入れ、再起動してください。ログインしてデスクトップ環境を使うには、ユーザー名 fedora
を入れます。このアカウントにはパスワードがないので、パスワードのプロンプトには Enter を押します。ライブイメージは、利用者が好きな言語を選択できるよう、自動的にはログインしません。ログイン後、ライブイメージの内容をハードドライブにインストールしたいのならば、デスクトップの Install to Hard Drive アイコンをクリックします。
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i586 のサポートはありません |
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i686 ライブイメージは i586 マシンでは起動できません。 |
コンソールの liveinst コマンドを使ってライブイメージのテキストモードインストールを行うことができます。
もう一つのライブイメージの使い方は USB スティックに入れることです。そうするには、livecd-tools パッケージを開発収納庫からインストールします。そして livecd-iso-to-stick スクリプトを実行します:
/usr/bin/livecd-iso-to-disk /path/to/live.iso /dev/sdb1
/dev/sdb1
をあなたがイメージを置きたいパーティションに変更します。
これは破壊的な処理では ありません ; USBスティック上の現在のデータは保存されます。
以下の項目が通常の Fedora のインストールとライブイメージと違っています。
ライブイメージは標準 DVD イメージで扱えるパッケージの一部を提供します。どちらも全てのパッケージがある、同一のリポジトリーに接続します。
ライブイメージではデフォルトでは SSH が無効になっており、NetworkManager が有効になっています。SSH が無効になっているのは、ライブイメージのデフォルトユーザー名にはパスワードがないからです。しかし、ハードディスクへインストールしたものは新しいユーザー名とパスワードを要求します。ライブイメージはデスクトップでの利用者を対象にしたものなので、NetworkManager はデフォルトで有効になっています。
ライブイメージはパッケージの追加選択や、アップグレードはできません、というのはファイルシステム全体を媒体からハードディスクや USB ディスクに複写するからです。インストールが終わって再起動したら、yum や他のソフトウェア管理ツールで要求どおりにパッケージの追加や削除ができます。
ライブイメージは i586
アーキテクチャーでは動作しません。
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以下の節は Fedora Core 8 で大幅に変更されたパッケージに関する情報です。簡単に参照できるように、一般にインストールシステムと同じグループを用いて構成されています。
installonlyn
プラグイン機能性は、コアの yum パッケージに折り込まれました。installonlypkgs
と installonly_limit
オプションは、デフォルトでシステムがカーネルパッケージを 2 つまでしか保持しないようにするために使用されます。好みに応じて、パッケージの集合やパッケージの数を調整したり、オプションを完全に無効にしたりすることができます。詳細は yum.conf
の man ページにあります。
yum コマンドはロックを検出した時は再試行します。この機能はデーモンが更新をチェックしている時や、yum と、そのグラフィカルフロントエンドを同時に使用している時に便利です。
yum コマンドは、設定ファイルにあるソフトウェアリポジトリーへのアクセスの相対コストである cost パラメーターを理解するようになります。あるソフトウェアリポジトリーのパッケージを他と比べて大きいとか小さいとか品定めする時に便利です。cost パラメーターのデフォルトは 1000 です。
cryptsetup-luks パッケージは cryptsetup に名前が変わりました。
i810switch パッケージが削除されました。この機能は xorg-x11-server-utils パッケージの xrandr コマンドを通して利用できます。
evolution-exchange パッケージが evolution-connector を置き換えましたが、古い名前でも利用できます。
system-config-firewall と system-config-selinux パッケージは system-config-security-level を置き換えました。system-config-selinux は policycoreutils-gui パッケージの一部です。
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この節では、Fedora 8 においての2.6.23 ベースのカーネルに関連した変更と重要な情報を包含しています。2.6.23 カーネルは以下を含みます:
電源管理を大幅に改善する x86 64-ビットシステムでの tick なしサポート (32-ビットは以前に追加済)
実時間カーネルプロジェクトのいくつかの要素
カーネルスペックファイルが kernel-2.6.spec
ではなく、kernel.spec
という名前になりました。
カーネルスペックファイルにはカーネルの構築処理を簡単にする新しいマクロがあります。詳細は http://fedoraproject.org/wiki/Docs/CustomKernel を参照ください。
Fedora 8 のカーネルでは、デフォルトでは ISA サウンドカードのモジュールをロードしません。modprobe module-name コマンドを使って手でモジュールをロードするか、/etc/modprobe.conf
にエントリーを置いてください。例えば、Creative SoundBlaster AWE64 ならば、以下のエントリーを追加します:
install snd-sbawe
Fedora はカーネルに改善、バグ修正、追加の機能のためのパッチが含まれています。このため、Fedora のカーネルは kernel.org のいわゆる バニラカーネル と行単位では等しくはありません。
全てのパッチのリストを取得するには、ソース RPM パッケージをダウンロードし、それに対して次のコマンドを実行します。
rpm -qpl kernel-<version>.src.rpm
パッケージの変更履歴は、次のコマンドで取り出すことができます。
rpm -q --changelog kernel-<version>
「ユーザーに優しい」形式の変更履歴が必要であれば http://wiki.kernelnewbies.org/LinuxChanges を参照してください。カーネルの短い/全ての差分は http://kernel.org/git から利用可能です。Fedora バージョンは Linus のツリーをベースにしてます。
Fedora バージョンに施されたカスタマイズは http://cvs.fedoraproject.org から入手できます。
Fedora 8 には以下のカーネルビルドが含まれます。
大半のシステムで使用される自然カーネル。設定済ソースは kernel-devel パッケージから入手できます。
4GB を越える RAM のある 32-ビット x86 システムや、NX (No eXecute) 機能のあるCPU で使用する PAE カーネル。このカーネルは単一プロセッサーシステムと複数プロセッサーシステムの両方をサポートします。設定済ソースはkernel-PAE-devel パッケージから入手できます。
Xen エミュレーターパッケージと共に用いる仮想カーネル。設定済みソースは kernel-xen-devel パッケージから入手できます。
全ての種類のカーネルのヘッダーは同時にインストールできます。ファイルは /usr/src/kernels/
ツリーにインストールされます。次のコマンドを使用してください:version
[-PAE|-xen|-kdump]-arch
/
su -c 'yum install kernel{,-PAE,-xen,-kdump}-devel'
空白をあけずにコンマで区切って、これらの種類のうちの 1 つ以上を選んでください。プロンプトが表示されたら root
のパスワードを入力します。
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x86 カーネルは Kdump を含んでいます |
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x86_64 と i686 カーネルはリロケータブルになり、kdump 機能のための別のカーネルをもはや必要としません。PPC64 は、まだ別の kdump カーネルが必要です。 |
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デフォルトカーネルは SMP 対応です |
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Fedora の i386や、x86_64、ppc64 アーキテクチャでは、SMP 用に分離されたカーネルはありません。自然カーネルでマルチプロセッサーサポートを提供しています。 |
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PowerPC カーネルのサポート |
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Fedora の PowerPC アーキテクチャでは、Xen と kdump に対するサポートがありません。 |
Linux カーネルのバグ報告に関する情報は http://kernel.org/pub/linux/docs/lkml/reporting-bugs.html を参照してください。Fedora 特有のバグに対する報告では、http://bugzilla.redhat.com を使うこともできます。
Fedora 8 には、外部モジュールをビルドするのに今では kernel-devel のみが必要とされるので、昔のバージョンで提供されていた kernel-source パッケージは含んでいません。設定済のソースは、項9.3. 「カーネルの種類」 に書いてあるように入手可能です。
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カスタムカーネルの構築 |
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カーネルの開発や、カスタムカーネルの利用に関する情報は、 http://fedoraproject.org/wiki/Docs/CustomKernel を参照してください。 |
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この節では Fedora グラフィカルデスクトップユーザーに影響を与える変更について詳述します。
このリリースは GNOME 2.20 を採用しています。
GNOME スプラッシュ画面はアップストリームでは意図的に無効にされています。有効にするには gconf-editor か、以下のコマンドを使います:
gconftool-2 --set /apps/gnome-session/options/show_splash_screen --type bool true
ロック画面対話テーマは、このリリースでは選択したスクリーンセーバーに接続されていません。有効にするには gconf-editor か、以下のコマンドを使います:
gconftool-2 --set --type string /apps/gnome-screensaver/lock_dialog_theme "system"
このリリースは KDE 3.5.8 を採用しています。 さらに、kdepim パッケージは kdepim/enterprise
分岐から、在庫のアップストリーム kdepim を越え、多くのバグ修正と機能強化を含むバージョンに更新されました。
Fedora 8 は、KDE 4 デスクトップの現在手に入るプレリリース版は日常の利用には用意ができていないので、含んでいません。KDE 3 や他のデスクトップ環境で KDE 4 アプリケーションの開発や、ビルド、実行に使用できる KDE 4 開発プラットフォームは含んでいます。何を含んでいるかについての詳細はDevelopment 節を参照してください。
knetworkmanager は、このリリースで利用可能な NetworkManager のバージョンでは動作しないので、KDE ライブイメージは代わりに NetworkManager-gnome から nm-applet を使います。gnome-keyring-daemon 機能はこれらの暗号化技術のためのパスワードを保存します。このリリースの knetworkmanager パッケージは nm-applet を呼び出すスクリプトです。knetworkmanager パッケージは、互換バージョンが利用可能になったら、KDE フロントエンドを提供するように更新されるでしょう。
compiz と beryl の compiz-fusion へのマージのせいで、KDE は compiz を使用します。kwin から compiz に切り替えるには、 → 以下のメニューにあるヘルパーを使ってください。
Fedora のこのリリースは流行の Firefox ウェブブラウザーのバージョン 2.0 を含んでいます。Firefox に関する詳細は http://firefox.com/ を参照してください。
Fedora は gnash と呼ばれる実験用のフリーでオープンソース実装の Flash を含んでいます。Adobe の財産権のある Flash プラグインソフトウェアを捜す前に gnash を実験することを勧めます。
Adobe Flash プラグインをインストールするには、この手続きに従います:
Adobe のダウンロードサイト を訪れてください。
オプション 3 を選んでください、
。パッケージをインストールするには画面の指示に従ってください。
→ から起動します。
検索 タブを選び、flash-plugin
を入力してください。
パッケージをインストールするにはチェックボックスを選択してください。
全ての Firefox のウィンドウを閉じ、その後、Firefox を再度起動してください。
プラグインをロードするには、URL バーに about:plugins
と入力してください。
Fedora x86_64 の利用者が x86_64 Firefox で 32-ビット Adobe Flash プラグインを有効にするには、nspluginwrapper.i386 パッケージをインストールしなければなりませんし、プラグインからの音声を有効にするには pulseaudio-libs.i386 パッケージをインストールしなければなりません。
このコマンドを使って 32 ビット mozilla プラグインディレクトリーを作ってください:
su -c 'mkdir -p /usr/lib/mozilla/plugins'
nspluginwrapper.i386 と、nspluginwrapper.x86_64、pulseaudio-lib.i386 パッケージをインストールしてください:
su -c "yum -y install nspluginwrapper.{i386,x86_64} pulseaudio-libs.i386"
上記の flash-plugin をインストールしてください。
flash プラグインを登録するには mozilla-plugin-config を実行して下さい:
su -c 'mozilla-plugin-config -i -g -v'
全ての Firefox のウィンドウを閉じ、その後、Firefox を再起動してください。
プラグインをロードするには、URL バーに about:plugins
と入力してください。
mail-notification パッケージは分割されました。Evolution プラグインは、mail-notification-evolution-plugin と呼ばれる別のパッケージになりました。mail-notification パッケージを更新すると、プラグインが自動的に追加されます。
このリリースは、おびただしい性能改善や、フォルダー表示強化、メール通知サポートの強化がある Thunderbird バージョン 2.0 を含みます。
Fedora のこのリリースは"解放 (Liberation)"と呼ばれるフォントの集合を含んでいます。これらのフォントはインターネット上で普及している、よく知られた著作権付きのフォントとメトリック互換です。これらのフォントで、プラットフォームをまたがって、いろいろな書類を見たり、印刷したりすることのサポートが良くなったことに気がつくでしょう。これらのフォントの詳細なバージョンは暗示されています。
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Fedora 8 は暗号化スワップパーティションと、非ルートファイルシステムの基本サポートを提供します。これを使用するには /etc/crypttab
にエントリーを追加し、/etc/fstab
に作成されたデバイスへの参照を追加します。
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暗号化 FS サポートはインストール中は使用不可 |
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インストール後、ファイルシステムの暗号化を有効にします。Anaconda は暗号化ブロックデバイスの作成をサポートしていません。 |
以下の例はスワップパーティション用の /etc/crypttab
エントリーを示します:
my_swap /dev/sdb1 /dev/urandom swap,cipher=aes-cbc-essiv:sha256
このコマンドは /etc/fstab
から参照される暗号化ブロックデバイス /dev/mapper/my_swap
を作成します。次の例はファイルシステムボリュームのためのエントリーを示します:
my_volume /dev/sda5 /etc/volume_key cipher=aes-cbc-essiv:sha256
/etc/volume_key
ファイルには平文の暗号化キーを含んでいます。キーファイル名として none
を指定することができ、システムは起動中にファイルから読む代わりに暗号化キーを尋ねます。
推奨する方法はファイルシステムボリュームとしてLUKSを使用することです。LUKS を使用していれば、/etc/crypttab
中の cipher=
宣言を外すことすことができます。
cryptsetup luksFormat を使って暗号化ボリュームを作成する。
必要なエントリーを /etc/crypttab
に追加する。
cryptsetup luksOpen を使ってボリュームを手動で設定するか、再起動。
暗号化ボリューム上にファイルシステムを作成。
/etc/fstab
にエントリーを設定。
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この節は電子メールサーバーやメール転送エージェント (MTA) に関連します。
デフォルトでは Sendmail メール転送エージェント (MTA) はローカルコンピューター以外の他のホストからのネットワーク接続を受け付けません。Sendmail を他のクライアントのサーバーとして設定するには、/etc/mail/sendmail.mc
を編集してDAEMON_OPTIONS
行をネットワーク装置を読むように変更するか、dnl
コメント区切りを使ってこのオプションを完全にコメントアウトしてください。それから sendmail-cf パッケージをインストールし、以下のコマンドを実行することで、/etc/mail/sendmail.cf
を再生成して下さい:
su -c 'yum install sendmail-cf' su -c 'make -C /etc/mail'
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この節では様々な開発ツールと機能を包含しています。
Fedora のこのリリースは、ディストリビューションに含まれている GCC 4.1.2 で構築されました。
gcc-4.1.2-25 と glibc-2.6.90-14 から -D_FORTIFY_SOURCE=2
オプションは C コードだけでなく、C++ も保護します。 既にいくつかのセキュリティー問題があり、もしこのチェックが前に配置されていたら利用できなくなります。詳細は announcement を参照してください。
Fedora のこのリリースは Eclipse SDK バージョン 3.3.0 に基づく Fedora Eclipse を含んでいます。http://download.eclipse.org/eclipse/downloads/drops/R-3.3-2007-06251500/whatsnew/eclipse-news.html でアクセスできる 3.3.x シリーズのリリースのための"新しく、注目に値する"ページを読むことができます。3.3.0 固有のリリースノートは http://www.eclipse.org/eclipse/development/readme_eclipse_3.3.html で手に入ります。
Eclipse SDK は "the Eclipse Platform" や、"the Eclipse IDE"、"Eclipse"などとして知られています。Eclipse SDK は Callisto が組み合わせた包括的なリリース (http://www.eclipse.org/europa) 配下の 21 Eclipse プロジェクトのリリースの組み合わせのための土台です。これらの Europa プロジェクトの一部は Fedora に含まれています:
CDT (http://www.eclipse.org/cdt、C/C++ 開発用;
GEF (http://www.eclipse.org/gef)、画像編集フレームワーク; と
Mylyn (http://www.eclipse.org/mylyn)、Bagzilla と Trac のためのタスクコネクターに加え、Eclipse 用のタスクフォーカスした UI。
Fedora で入手できる他の Eclipse プロジェクトには以下があります:
Subclipse (http://subclipse.tigris.org/)、Subversion バージョン制御の統合用;
PyDev (http://pydev.sf.net)、Python での開発用; と
PHPeclipse (http://www.phpeclipse.de/)、PHP での開発用。
GCJ でパッケージされ、テストされたプロジェクトを増やすことの援助は常に歓迎します。fedora-java-list (http://www.redhat.com/mailman/listinfo/fedora-devel-java-list/) か、freenode の #fedora-java を通して興味のある仲間と接触してください。
Fedora は FLOSS ハッカーや、eclipse-changelogでの Changelog の編集、eclipse-mylyn-bugzilla での Bugzilla との対話に特に便利な機能とプラグインを含んでいます。CDT パッケージ eclipse-cdt はGNU Autotools と統合する作業のスナップショットリリースを含んでいます。
これらのプロジェクトに関する最新情報は Fedora Eclipse プロジェクトページ: http://sourceware.org/eclipse/ にあります。
Fedora Eclipse は 非-root
ユーザーにパッケージ化されていないプラグインと機能をインストールするために Update Manager 機能を利用することを認めています。そのようなプラグインはユーザーのホームディレクトリーの .eclipse
ディレクトリー配下にインストールされます。これらのプラグインは GCJ-compiled 関連ビットを持たず、そのため、期待するよりも遅いかもしれないことに注意してください。
Fedora フリー JRE は全ての利用者を満足させるわけではないので、Fedora は他の JRE をインストールすることを認めています。しかし 64-ビットマシンに著作権のある JRE をインストールしようとすると警告がでます。
Fedora の x86_64 システムのデフォルトで出荷される 64-ビット JNI ライブラリーは 32-ビット JRE 上では実行できません。言い換えると、Fedora の x86_64 Eclipse パッケージを Sun の 32-ビット JRE 上で実行しようとしないでください。混乱に陥ります。64-ビットの著作権のある JRE に切り換えるか、可能ならば 32-ビットバージョンのパッケージをインストールしてください。32-ビットバージョンをインストールするには、以下のコマンドを使用してください:
yum install <package_name>.i386
同様に、ppc64 システムのデフォルトで出荷される 32-ビット JNI ライブラリーは64-ビット JRE では実行できません。64-ビットバージョンをインストールするには、以下のコマンドを使用してください:
yum install <package_name>.ppc64
Fedora 8 は KDE 4.0 (ベータ) 開発ライブラリーを含んでいます。以下の新しいパッケージが提供されます:
kdelibs4: KDE 4 ライブラリー
kdepimlibs: KDE 4 PIM ライブラリー
kdebase4: KDE 4 コア実行時ファイル
KDE 4 アプリケーションを KDE 3 や他のデスクトップ環境で開発したり、ビルドや実行するには、これらのパッケージを使用してください。
kdebase4 パッケージは Dolphin ファイルマネージャーのベータ版もテクノロジープレビューとして含んでいます。これはベータ版なので、いくらかの問題が残っているかもしれません。Dolphin の安定版が必要ならば、KDE 3 に基づいており、kdebase4 と一緒に安全にインストールできる d3lphin パッケージをインストールしてください。
これらのパッケージは以下に向けて設計されています:
ファイルシステム階層標準 (FHS) に適合する、かつ
-devel パッケージを含む KDE 3 と同時にインストールしても絶対に安全であること
これを達成するため、Fedora KDE SIG メンバーは -devel パッケージに 2 つの変更を加えました:
symlinks ライブラリーはシステムアーキテクチャーに応じて /usr/lib/kde4/devel
か /usr/lib64/kde4/devel
にインストールされます。
kconfig_compiler と makekdewidgets ツールは、それぞれ kconfig_compiler4 と makekdewidgets4 に名前を変えました。
FindKDE4Internal.cmake がこれらの変更に合致するように修正されたので、ビルドするのに cmake を使う大部分の KDE 4 のアプリケーションにこれらの変更は全く気づかれません。
kdebase4 は KDE 4 デスクトップパッケージ kdebase-workspace と Plasma や KWin バージョン 4 のようなコンポーネントを含んでいません。kdebase-workspace パッケージはまだ不完全で日常の使用には不安定であり、KDE 3 と衝突します。
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この節は Fedora にある様々なセキュリティー項目を説明します。
Fedora は常に多くの革新的な セキュリティー機能 を改良しており、FORTIFY_SOURCE がセキュリティーの弱点を防ぐよう、C に加えて C++ もカバーするように 強化 されました。
最新のグラフィカルファイアーウォール設定ツール、system-config-firewall で system-config-securitylevel を置き換えました。
このリリースでは多くの新改良やセキュリティーポリシーの変更に加えて SELinux 経由で Kiosk 機能を提供します。
Fedora 8 の glibc パッケージは SHA256 と SHA512 を使ったパスワードの サポート があります。以前は DES と MD5 だけが利用可能でした。まだパスワードを生成するツールは拡張されていませんが、もし他の方法でそのようなパスワードが生成されたら、glibc はそれを認識し、敬意を払います。
Fedora 8 の Xen や KVM、QEMU 用の安全な遠隔管理機能が提供されます。 仮想化.
Fedora での多くの革新的なセキュリティーの特徴に対しての一般的な紹介、および現在の状況、ポリシーについてはページ http://fedoraproject.org/wiki/Security から得られます。
SELinux プロジェクトのページには、トラブルシュート、ヒント、説明、文書や参考文献へのポインターがあります。いくつかの便利なリンクは以下を含みます:
新しい SELinux プロジェクトのページ: http://fedoraproject.org/wiki/SELinux
トラブルシューティングのヒント: http://fedoraproject.org/wiki/SELinux/Troubleshooting
SELinux コマンドリスト: http://fedoraproject.org/wiki/SELinux/Commands
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Fedora のこのリリースは IcedTea 環境を含んでいます。IcedTea は Sun の OpenJDK コードの重い部分をフリーソフトウェアで置き換えるビルドハーネスです。IcedTea は、1.6 レベルまでのバイトコードのビルドと実行のサポートを含む、GCJ よりも完全で、互換の環境を提供します。IcedTea の利用者はいくつかの警告に注意すべきです:
ppc
や ppc64
のサポートはありません。ppc や ppc64 システムの利用者は GCJ の利用を続けるべきです。
Java サウンド API のサポートはありません。
いくつかの暗号アルゴリズムが欠けています。
Fedora の IcedTea パッケージは、ウェブブラウザーで信頼できないアプレットを安全に実行させる gcjwebplugin という適応を含んでいます。プラグインは java-1.7.0-icedtea-plugin としてパッケージされています。
gcjwebplugin 適応は bytecode-to-Javascript ブリッジをサポートしていませんので、このブリッジに依存するアプレットは動きません。
gcjwebplugin 適応は サイン付きアプレットをサポートしていません 。サイン付きアプレットは非信頼モードで実行します。
gcjwebplugin セキュリティーポリシーは過剰に制限的です。制限されたアプレットを有効にするには、何が制限されているかを知るために端末ウィンドウで firefox -g を実行し、/usr/lib/jvm/java-1.7.0-icedtea-1.7.0.0/jre/lib/security/java.policy
に制限されていたものに許可を与えます。
この Fedora リリースには、java-gcj-compat が含まれます。java-gcj-compat コレクションには一連のツールと、Java 言語で書かれた多くの便利なプログラムを構築・実行することができる実行環境とが含まれます。
java-gcj-compat 基盤には3つの主要な要素があります: GNU Java 実行環境 (libgcj)、Eclipse Java コンパイラー (ecj)、そして他の Java 環境がそうであるのと同じように、ユーザーに実行環境とコンパイラを見せるラッパーおよびリンク群(java-gcj-compat)です。
この Fedora リリースに含まれる Java ソフトウェアは、統合された新しい java-gcj-compat 環境を使用します。そうしたパッケージには OpenOffice.org Base、Eclipse、Apache Tomcat があります。Fedora の無料の Java 環境であるjava-gcj-compatに関する詳しい情報は http://www.fedoraproject.org/wiki/JavaFAQ にある Java FAQを参照して下さい。
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バグレポートには場所とバージョン情報を入れてください |
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バグレポートをするときには、以下のコマンドからの出力を含めるようにしてください。 which java && java -version && which javac && javac -version |
自由なソフトウェアスタック java-gcj-compat に加えて、複数の Java 実装をインストールし、それらを alternatives コマンドラインツール使って切り替えることを Fedora は認めています。ただし alternatives の恩恵にあずかるには、各 Java システムは JPackage プロジェクトのパッケージ作成ガイドラインにしたがってパッケージされたものでなければなりません。これらのパッケージが正しくインストールされたら、root
ユーザーは alternativesコマンドを使って java と javac 実装の間を切り換えることができます。
alternatives --config java alternatives --config javac
Java 代替を切り換える単純な方法は Fedora に含まれる system-switch-java ツールを使うことです。
Fedora は Java ソフトウェアリポジトリーを提供する JPackage プロジェクトから派生した多くのパッケージを含んでいます。これらのパッケージは 財産権のあるソフトウェアへの依存性を取り除いたり、GCJ の ahead-of-time コンパイル機能を利用するために Fedora で変更しています。これらのパッケージを更新するには Fedora のリポジトリーを使用し、Fedora からは提供されていないパッケージにはJPackage リポジトリーを使用してください。JPackage プロジェクトの詳細、および彼らが提供するソフトウェアについては、JPackage のウェブサイト http://jpackage.org を参照してください。
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Fedora と JPackage のパッケージを混ぜる |
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同じシステムに Fedora と JPackage のリポジトリの両方からソフトウェアをインストールする前に、パッケージの互換性を調査してください。非互換パッケージは複雑な問題を引き起こすかもしれません。 |
http://fedoraproject.org/wiki/Docs/Beats/Devel/Tools/Eclipse にある Eclipse 付属の最新のリリースノートを参照してください。
Fedora のこのリリースは Java プロジェクト管理とプロジェクト総合ツールである maven2 を含んでいます。Maven はmvn と mvn-jpp コマンドから起動できます。前者はアップストリームの Maven のように振る舞うのに対し、後者はオフラインでのビルドを容易にする特性を追加して mvn を呼び出します。
Fedora の maven2 パッケージは完全オフラインモードで動作するように修正されています。追加の特性を定義しない (mvn コマンド) と、maven2 はアップストリームの Maven と全く同様に動作します。オフラインのビルドを容易にするように追加の特性を定義するか、オフラインでのビルドに最も一般的に使用されている特性を定義するラッパーである mvn-jpp を呼び出すことができます。特性とその使用方法の詳細は maven2-manual パッケージからくる /usr/share/doc/maven2-2.0.4/maven2-jpp-readme.html
ファイルに述べられています。
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Fedora には様々なマルチメディアの再生・記録・編集機能を持ったアプリケーションが含まれます。追加のパッケージは Fedora パッケージコレクションソフトウェア収納庫から利用できます。Fedora のマルチメディアに関する追加情報はhttp://fedoraproject.org/wiki/Multimediaにある Fedora プロジェクトのウェブサイトのマルチメディアセクションを参照して下さい。
Fedora のデフォルトでは Rhythmbox とTotem がメディア再生のためにインストールされます。さらに、人気のある XMMS プレイヤーや、KDE の amaroK を始めとしたその他の多くのプログラムが Fedora リポジトリから利用可能です。GNOME、KDE にもまた、共に様々なフォーマットに対応したプレイヤー群があります。その他のフォーマットを処理するサードパーティプログラムが利用可能です。
また Fedora Core は Advanced Linux Sound Architecture (ALSA) サウンドシステムを備え、それをフルに活用するようになっています。これは、多くのプログラムが同時に音を出せることを意味します。これはかつての Linux システムでは難しかったことです。全てのマルチメディアソフトウエアがサウンドサポートに ALSA を使用するように設定されたとき、この制限は消えて無くなります。ALSA についての更なる情報については、プロジェクトのウェブサイト http://www.alsa-project.org/ を参照してください。システムに複数のユーザーがログインした場合には問題が発生するかもしれません。ハードウェアとソフトウェアの構成に依存しますが、複数のユーザーが同時にサウンドハードウェアを使用することはできないかもしれません。
Fedora は Ogg メディアコンテナフォーマット、Vorbis オーディオ、Theora ビデオ、Speex オーディオ、FLAC ロスレスオーディオフォーマットの完全なサポートを含みます。これらの自由に配布可能なフォーマットは、特許やライセンスの制限に邪魔されることがありません。より人気があり制限のあるフォーマットに対して、彼らは強力で柔軟な代替を提供します。Fedora プロジェクトは制限のあるフォーマットの代わりにオープンフォーマットを使用することを推奨します。これらのフォーマットについての更なる情報、そしてこれらをどう使うかは Xiph.Org Foundation のウェブサイト http://www.xiph.org/ に見つけることができます。
Fedora ソフトウェア収納庫には MP3 や DVD の再生や記録のサポートを含めることができません。MP3 フォーマットは特許で保護されていて、その特許保持者が必要なライセンスを提供していません。DVD ビデオフォーマットは特許で保護されていて暗号スキームを必要とします。特許保持者が必要なライセンスを提供しておらず、また CSS 暗号化ディスクを復号するのに必要なコードが合衆国の著作権法である Digital Millennium Copyright 法に抵触します。また、Adobe の Flash Player や Real Media の Real Player などのいくつかのマルチメデアアプリケーションプログラムも、特許や著作権、ライセンス制限により Fedora から除外されています。この問題に対しては http://fedoraproject.org/wiki/ForbiddenItems を参照してください。
Fedora 用の他の MP3 オプションが入手できるのに対し、Fluendo はエンドユーザーに特許ライセンスが必要な GStreamer 用のフリーの MP3 プラグインを提供します。このプラグインは GStreamer フレームワークをバックエンドとして使用しているアプリケーションの MP3 サポートを有効にします。特許に制限されないオープンフォーマットをサポートし、勧めているので、Fedora はこのプラグインを含んでいません。MP3 プラグインの詳細については、http://www.fluendo.com/ にある Fluendo のウェブサイトを参照してください。
Fedora ソフトウェア収納庫には CD や DVD のマスタリングと焼き付けを簡単に行うツールが含まれています。GNOME ユーザは Nautilus ファイルマネージャーから直接焼くこともできますし、Fedora から gnomebaker もしくは graveman を選ぶか、古い xcdroast を選べます。KDE ユーザーは、こうした作業に対しての強力な k3b パッケージを使うことができます。コンソールでのツールには cdrecord、readcd, mkisofs, その他の一般的なアプリケーションがあります。
オープンな技術を使ったデスクトップセッションの記録である screencasts(画面配信) の作成、再生に Fedora を使うことができます。Fedora パッケージ収集ソフトウェア収納庫には、Theora ビデオフォーマットを使って screencasts を作成する istanbul が含まれます。これらのビデオは Fedora に含まれるいくつかのプレイヤーを使って再生することができます。開発者として、エンドユーザーとしての利用のどちらにおいても、Fedora プロジェクトに screencast を登録する上で、これが好ましい方法です。もっと総合的な HOW TO については http://fedoraproject.org/wiki/ScreenCasting を参照してください。
Fedora ソフトウェア収納庫にあるメディアプレーヤーの殆んどは、別のメディアフォーマットと音声出力システムを追加するためのプラグインを使用することができます。いくつかは、メディアフォーマットのサポートと出力を処理するために、gstreamer のような強力なマルチメディアフレームワークを使用します。こうしたバックエンドや個々のアプリケーションのためのプラグインパッケージを Fedora ソフトウェア収納庫で提供しています。サードパーティーは、さらにすごい機能を追加するための追加プラグインを提供しているかもしれません。
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Fedora は様々なジャンルのゲームの選集を提供します。GNOME 用 (gnome-games と呼ばれる) と、KDE用 (kdegames の小さなゲームパッケージをインストールすることができます。リポジトリーにはあらゆるジャンルの多くの追加のゲームがあります。
Fedora プロジェクトのウェブサイトは、概要とインストール手順を含み、利用可能な多くのゲームの詳細を記述したゲーム専用のセクションを採用しています。詳細は http://fedoraproject.org/wiki/Games を参照してください。
インストールできる他のゲームの一覧については、Pirut グラフィカルユーティリティー ( ) を使うか、 コマンドライン経由:
yum groupinfo "Games and Entertainment"
yum を使用したゲームパッケージの詰め合わせのインストール方法については、x で使用可能なガイドを参照してください。
http://docs.fedoraproject.org/yum/
Fedora 8 はバージョン 0.5.6 の Nazghul 時代遅れのロールプレイングゲーム エンジンとその仲間のゲーム Haxima を含んでいます。このバージョンは以前のNazghul バージョンで保存したゲームと互換がなく、進行中の Haxima ゲームは Fedora 8 に更新した後にゲームを再起動する必要があります。
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このリリースノートは更新されているかもしれません。Fedora の最新のリリースノートを見るには http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ を参照してください。 |
Fedora 8 での仮想化は Xen と KVM の両方の仮想化プラットフォームをサポートしています。libvirt
API とそれに対応するツール、virt-manager とvirshは、KVM と Xen の両方をサポートするように更新されました。利用者はどちらの仮想化プラットフォームをインストールするのかを選択でき、どちらを選んだのかに関わらず同じツールを使うことができます。
Fedora 8 の Xen はバージョン 3.1.0 をベースにしています。
Fedora 8 の KVM はバージョン 36-2 をベースにしています。
Xen と KVM の違いについてのもっと詳細な情報は、http://virt.kernelnewbies.org/TechComparison を参照してください。Fedora 8 での仮想化をインストールし、使用することに関するもっと詳細な情報はhttp://fedoraproject.org/wiki/Docs/Fedora8VirtQuickStart を参照してください。
Fedora 8 では以下の仮想化パッケージの改良がされています:
ゲストドメインの安全な遠隔管理。以下の機能を含みます:
ゲスト VM のライフサイクルでの安全な遠隔管理
ゲスト仮想コンソールへの安全な遠隔アクセス
安全な遠隔管理に関する詳細な情報はhttp://fedoraproject.org/wiki/Releases/FeatureVirtSecurity にあります。
Virt Viewer の紹介、仮想マシンのグラフィカルコンソールでやりとりする、軽量で最小の UI。Virt Viewer は vncviewer の置き換えとして役に立ちます。
LibVNCServer
実装は Xen から取り除かれ、QEMU で置き換えられました。
GTK-VNC の紹介、VNC クライアントを提供する GTK の仕掛け。GTK-VNC に関する詳細は http://gtk-vnc.sourceforge.net/ を参照してください。
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この節では、Fedora と共に X.org から提供される X Window System に関連する情報を示します。
X.org 7.2 X サーバーは大半のハードウェアを自動的に検出し、設定するように変更され、利用者や管理者が/etc/X11/xorg.conf
設定ファイルを変更する必要性を排除しました。デフォルトで anaconda によりxrog.conf
に書かれる唯一のハードウェアは:
グラフィックドライバー
キーボードマップ
モニター (液晶と CRT の両方) や USB マウス、タッチパッドといった他のすべてのハードウェアは自動的に検出され、設定されます。
X サーバーは接続されたモニターにサポートする解像度の範囲を尋ね、正しい縦横比でそのディスプレイで利用可能な最大の解像度を拾い出そうとします。利用者は
→ → で好きな解像度を設定することができ、システムのデフォルトの解像度は → → で変更することができます。設定ファイル /etc/X11/xorg.conf
がなかったら、X は自動的に適切なドライバーを検出し、105 キーの US キーボードだとみなします。
Fedora 8 にはインテル社の統合グラフィックコントローラー用に 2 つのドライバーがあります:
i945 と i986 までのインテルグラフィックチップセットのサポートを含んでいるデフォルトの i810
ドライバー
i945 までのインテルグラフィックチップセットのサポートを含んでいる実験的な intel
ドライバー
i810
ドライバーは BIOS で利用可能な解像度のみに制限されています。ワイド画面のディスプレイで使用されているような、標準以外の解像度のサポートが必要な場合、intel
ドライバーに変更したいかもしれません。 → → 配下の system-config-display を使ってドライバーを変更することができます。
実験的な intel
ドライバーへのフィードバックを歓迎します。あなたのマシンでの lspci -vn の全出力を添付して Bugzilla へ成功を報告してください。成功の報告があれば、多くのチップセットがデフォルトで intel
ドライバーを使用するように変更されるかもしれません。
サードパーティーのビデオドライバーを使いたいのならば、詳細なガイドラインはXorg のサードパーティードライバーのページを見てください:
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Fedora は MySQL 5.0.45 を提供します。このバージョンによって提供される機能強化については、http://dev.mysql.com/doc/refman/5.0/en/mysql-5-0-nutshell.html を参照してください。
以前のリリースの MySQL からデータベースをアップグレードするには、http://dev.mysql.com/doc/refman/5.0/en/upgrade.html にある MySQL のサイトを参照してください。
MySQL DBD ドライバーは二重ライセンスで、関連するライセンスの問題が解決しました (https://bugzilla.redhat.com/bugzilla/show_bug.cgi?id=222237)。結果の apr-util-mysql パッケージは Fedora ソフトウェアリポジトリーに含まれています。
Fedora のこのリリースには PostgreSQL 8.2.4 が含まれています。この新バージョンについての詳細は http://www.postgresql.org/docs/whatsnew を参照してください。
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データベースのアップグレード |
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PostgreSQL データベースのある、既存の Fedora システムをアップグレードする前に、http://www.postgresql.org/docs/8.2/interactive/install-upgrading.html で述べられている手順に従う必要があります。そうしないと、新しいバージョンの PostgreSQL からデータにアクセスできないかもしれません。 |
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この節では、Fedora における様々な言語のサポートに関連する情報について述べます。
Fedora の現地語化 (翻訳) は Fedora Localization Project で調整されています。
Fedora の国際化は Fedora I18n Project で整備されています。
言語グループから追加の言語サポートをインストールするには、Pirut を使用するか、このコマンドを実行します:
→ からsu -c 'yum groupinstall <language>-support'
上記のコマンドで、<language>
は assamese
か、 bengali
、chinese
、gujarati
、hindi
、japanese
、kannada
、korean
、malayalam
、marathi
、oriya
、punjabi
、sinhala
、tamil
、thai
、telegu
の 1 つです。
Fedora の早期のリリースからアップグレードしようとする利用者は、libstdc++
の古いバージョンとリンクされたサードパーティーの C++ アプリケーションと一緒に機能する scim-bridge-gtk をインストールすることを強く推奨します。
特定の言語の入力のために SCIM サポートを追加するには、scim-lang-LANG
をインストールしてください。ここで LANG
は assamese
、bengali
、chinese
、dhivehi
、farsi
、gujarati
、hindi
、japanese
、kannada
、korean
、latin
、malayalam
、marathi
、oriya
、punjabi
、sinhalese
、tamil
、telugu
、thai
、tibetan
のうちの 1 つです。
このリリースでは遠方にホストし、異種のバージョン制御システムのプロジェクトの翻訳に貢献することを手助けするために設計された新しいツール Transifex を採用しています。このリリースの中核パッケージは多くの貢献者からの翻訳を受けとるために Transifex を使用しています。
new Web tools とコミュニティーの成長、より良いプロセスの組み合わせを経て、翻訳者はどのアップストリームプロジェクトにも翻訳者向けのウェブインターフェースを通じて直接貢献することができます。
Fedora 8 では、全ての利用可能な言語用のフォントは、デフォルト言語範囲をよくするためにデスクトップでデフォルトでインストールされます。総称的に名付けられたフォントパッケージのフォントの大半は、アップストリームの名前を反映し、フォントの選択が容易になるように、元のパッケージに移動させられました。
fonts-arbic から kacst-fonts と paktype-fonts パッケージが分離されました。
fonts-chinese から分離された cjkunifonts-fonts パッケージは Uming と Ukai のサブパッケージ書体になりました。
fonts-chinese から taipeifonts パッケージが分離されました。
wqy-bitmap-fonts パッケージは中国語サポートでデフォルトでインストールされます。
wqy-unibit-fonts パッケージが追加されました。
fonts-hebrew から culmus-fonts パッケージが分離されました。
font-indic から lohit-fonts パッケージが分離されました。
fonts-japanese から sazanami-fonts パッケージが分離され、ゴシック体と明朝体の 2 つのサブパッケージになりました。
fonts-japanese から jisksp16-1990-fonts パッケージが分離されました。
fonts-japanese から knm_new-fonts パッケージが分離されました。
VLGothic-fonts は Fedora 9 以降、日本語フォントの新しいデフォルトになります。
baekmuk-ttf-fonts と baekmuk-bdf-fonts パッケージが fonts-korean から分離されました。baekmuk-ttf-fonts パッケージは Batang と、Dotum、Gulim、ヘッドライン書体の 4 つのサブパッケージを供給します。
fonts-sinhala から lklug-fonts パッケージが分離されました。
im-chooser のユーザーインターフェースが単純で理解しやすいように改良されました。
入力メソッドはアジアのロケールのデスクトップが実行中の場合のみデフォルトで開始します。現在の一覧は as
、bn
、gu
、hi
、ja
、kn
、ko
、ml
、mr
、ne
、or
、pa
、si
、ta
、te
、th
、ur
、vi
、zh
。デスクトップの SCIM を有効にしたり、無効にしたり、または、他の入力メソッドを選択したりするのに → → → 経由で im-chooser を使うことができます。変更を有効にするにはデスクトップセッションを再起動しなければなりません。
以下のテーブルは、個々の言語での SCIM ホットキーのトリガーのデフォルトの一覧です。
言語 | ホットキーのトリガー |
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全て | Ctrl+空白 |
日本語 | 全角/半角 か Alt+` |
韓国語 | シフト+空白 か ハングル |
このリリースでは韓国のハングル用の nabi
入力メソッド用のサポートを追加します。
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このリリースノートは更新されているかもしれません。Fedora の最新のリリースノートを見るには http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ を参照してください。 |
Fedora は過去のソフトウェアとの互換性のために、古いシステムライブラリーを提供します。このソフトウェアは Legacy Software Development グループの一部であり、デフォルトではインストールされません。この機能が必要であれば、インストール中またはインストール完了後にこのグループを選択することができます。Fedora システムでパッケージグループをインストールするには、 → (Pirut) を使うか、もしくは次のコマンドをターミナルウィンドウで実行します:
su -c 'yum groupinstall "Legacy Software Development"'
プロンプトが表示されたら root
アカウントのパスワードを入力します。
互換性のために compat-gcc-34 パッケージを含んでいます:
https://www.redhat.com/archives/fedora-devel-list/2006-August/msg00409.html
以前のリリースからどのパッケージが更新されたかの一覧は、http://fedoraproject.org/wiki/Docs/Beats/PackageChanges/UpdatedPackages を参照してください。全 Fedora バージョンでの主要なパッケージの比較は http://distrowatch.com/fedora にあります。
Fedora プロジェクトの目標は完全で汎用のオペレーティングシステムをオープンソースソフトウェアだけで構築するために Linux コミュニティーと一緒に働くことです。Fedora プロジェクトは、それに貢献する個々人によって動かされています。あなたはテスターまたは開発者、執筆者や翻訳者として、少しでもこれをよくすることができるのです。詳細については http://fedoraproject.org/join-fedora.html を参照してください。Fedora の利用者と貢献者の間の通信チャネルに関しては、http://fedoraproject.org/wiki/Communicate を参照してください。
Fedora プロジェクトは、それに貢献する個々人によって動かされています。あなたはテスターまたは開発者、執筆者や翻訳者として、少しでもこれをよくすることができるのです。詳細については http://fedoraproject.org/wiki/Join を参照してください。Fedora の利用者と貢献者の間の通信チャネルに関しては、 http://fedoraproject.org/wiki/Communicate を参照してください。.
Web サイトに加えて、以下のメーリングリストが利用可能です。
fedora-list@redhat.com Fedora リリースのユーザー向け
fedora-test-list@redhat.com Fedora テストリリースのテスター向け
fedora-devel-list@redhat.com 開発者向け、開発者向けです。何度も言いますが開発者向けですよ
fedora-docs-list@redhat.com Documentation プロジェクト参加者向け
以上のメーリングリストを購読するには、題名を "subscribe" とした電子メールを <listname>-request
(ここで <listname>
は上記リストのうちのどれかの名称です)まで送ってください。もしくは http://www.redhat.com/mailman/listinfo/ のウェブインターフェースを使用して講読することができます。
Fedora プロジェクトでは、IRC (Internet Relay Chat) チャネルも使用しています。IRC はインスタントメッセージに似た、リアルタイムでテキストベースのコミュニケーション形態です。これにより、公開されたチャネルで複数の人と会話する、または誰かと個人的に会話することができます。他の Fedora プロジェクトの参加者たちと IRC 経由で話すには、Freenode の IRC ネットワークにアクセスします。詳細な情報は http://www.freenode.net/ にある Freenode のウェブサイトを参照してください。
Fedora プロジェクトの参加者は Freenode ネットワークの #fedora チャネルに、また Fedora プロジェクトの開発者は #fedora-devel チャネルに多くいます。いくつかの大規模プロジェクトでは、それぞれのチャネルを持っています。そうした情報は、そのプロジェクトページや http://fedoraproject.org/wiki/Communicate から得られます。
#fedora チャネルで発言するためには、あなた自身のニックネーム (nick) を登録する必要があります。手順はチャネルに /join したときに表示されます。
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IRC チャネル |
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Fedora Project や Red Hat は Fedora プロジェクトの IRC チャネルやその内容に対して何ら管理を行っていません。 |
この奥付という語を我々が使うときは:
貢献者を知る手段であり、同時に説明責任を果たし、
ツールと生成方法を説明します。
Amanpreet Singh Alam (翻訳者 - パンジャブ語)
Andrew Martynov (翻訳者 - ロシア語)
Andrew Overholt (素原稿貢献者)
Anthony Green (素原稿執筆者)
Brandon Holbrook (素原稿執筆者)
Bob Jensen (素原稿執筆者)
Chris Lennert (素原稿執筆者)
Dave Malcolm (素原稿執筆者)
David Eisenstein (素原稿執筆者)
David Woodhouse (素原稿執筆者)
Deepak Bhole (素原稿貢献者)
Diego Burigo Zacarao (翻訳者 - ブラジルのポルトガル語)
Dimitris Glezos (翻訳者 - ギリシャ語、ツール)
Domingo Becker(翻訳者 - スペイン語)
Francesco Tombolini (翻訳者 - イタリア語)
Gavin Henry (素原稿執筆者)
Hugo Cisneiros (翻訳者 - ブラジルのポルトガル語)
Igor Miletic (翻訳者 - セルビア語)
Jeff Johnston (素原稿貢献者)
Jens Petersen (素原稿執筆者)
Jesse Keating (素原稿貢献者)
Joe Orton (素原稿執筆者)
Jose Nuno Coelho Pires (翻訳者 - ポルトガル語)
Josh Bressers (素原稿執筆者)
Karsten Wade (素原稿執筆者、編集者、共同発行者)
Kyu Lee (素原稿執筆者)
Lenka Celkova (翻訳者 - スロバキア語)
Licio Fonseca (翻訳者 - ブラジルのポルトガル語)
Luya Tshimbalanga (素原稿執筆者)
Magnus Larsson (翻訳者 - スウェーデン語)
Marek Mahut (翻訳者 - スロバキア語)
Martin Ball (素原稿執筆者)
Maxim Dziumanenko (翻訳者 - ウクライナ語)
Nikos Charonitakis (翻訳者 - ギリシャ語)
Orion Poplawski (素原稿貢献者)
Patrick Barnes (素原稿貢献者、編集者)
Paul W. Frields (ツール、編集者)
Pawel Sadowski (翻訳者 - ポーランド語)
Patrick Ernzer (素原稿貢献者)
Piotr Drag (翻訳者 - ポーランド語)
Rahul Sundaram (素原稿執筆者、編集者)
Sam Folk-Williams (素原稿執筆者)
Sekine Tatsuo (翻訳者 - 日本語)
Simos Xenitellis (翻訳者 - ギリシャ語)
Steve Dickson (素原稿執筆者)
Teta Bilianou (翻訳者 - ギリシャ語)
ThomasCanniot (翻訳者 - フランス語)
Thomas Gier (翻訳者 - ドイツ語)
Thomas Graf (素原稿執筆者)
Tommy Reynolds (ツール)
Valnir Ferreira Jr. (翻訳者 - ブラジルのポルトガル語)
Ville-Pekka Vainio (翻訳者 - フィンランド語)
Will Woods (素原稿貢献者)
Yoshinari Takaoka (翻訳者、ツール)
Yuan Yijun (翻訳者 - 簡体字中国語)
Zhang Yang (翻訳者 - 簡体字中国語)
... そしてもっとたくさんの翻訳者たち。リリース後に追加しますので、これらのリリースノートのウェブ更新バージョンを参照してください:
Beat (素原稿) 執筆者は Fedora プロジェクトの Wiki 上にリリースノートを直接書きます。Fedora のテストリリース段階の間、重要な変更や機能強化を説明するために、執筆者は他の題材のエキスパートと共に共同作業をします。編集チームは完了した素原稿の整合性と質を確保し、Wiki の内容を修正管理リポジトリー内にある DocBook XML へと変換します。この時点で翻訳チームがリリースノートの各言語バージョンを作成し、最後には Fedora の一部として一般に利用可能になります。出版チームもまたこれとその後の正誤表を Web 上で利用可能にします。