カテゴリ総計

このメニューでは、このカテゴリにおける参加者の総合評点を計算するため使用される総計方法を選択できます。各オプションの内容は下記のとおりです。

最初、評定はパーセンテージ値に変換されます (0から1の間に変換され、これは正規化と呼ばれます)。そして、以下の関数の1つを使って総計され、最後に関連するカテゴリ項目の範囲 (最大評点および最小評点の間) に変換されます。

重要: 空白の評点は、単純に評定表の不足したエントリ、および異なる意味を持ちえます。例えば、参加者が課題を提出していない、提出された課題が教師から評定されていない、または評定表の管理者から評定が手動で削除されたことが考えられます。「空白の評点」は、このように解釈できますので注意してください。

評点の平均値
すべての評点の合計が評点の合計数で除算されます。
A1 70/100, A2 20/80, A3 10/10, カテゴリ最大 100:
(0.7 + 0.25 + 1.0)/3 = 0.65 --> 65/100
評点の加重平均値
それぞれの評定項目は加重することができ、全体平均における各評定項目の重要性に影響を与えるため、算術平均の総計に使用されます。
A1 70/100 加重 10, A2 20/80 加重 5, A3 10/10 加重 3, カテゴリ最大 100:
(0.7*10 + 0.25*5 + 1.0*3)/18 = 0.625 --> 62.5/100
評点の単純加重平均値
「評点の加重平均値」との違いは、加重が各評定項目の「最大評点 - 最小評点」として計算される点です。100点の割り当てでは加重100、10点の割り当てでは加重10とされます。
A1 70/100, A2 20/80, A3 10/10, カテゴリ最大 100:
(0.7*100 + 0.25*80 + 1.0*10)/190 = 0.526 --> 52.6/100
評点の平均値 (追加点を含む)
修正を加えた算術平均です。古く、現在はサポートされていない活動に下位互換を目的としてのみ提供される総計方法です。
評点の中央値
中央値 (または中央にある2つの評点の平均) は、大きさの順に評点を並び替える時点で使用されます。平均値に対して有利な点は、異常値 (平均から極めて懸け離れている評点) に影響されないことです。
A1 70/100, A2 20/80, A3 10/10, カテゴリ最大 100:
median(0.7 ; 0.25 ; 1.0) = 0.7 --> 70/100
評点の最小値
計算結果は、正規化の後の最小評点です。通常、「空白ではない評点のみ総計する」との組み合わせて使用されます。
A1 70/100, A2 20/80, A3 10/10, カテゴリ最大 100:
min(0.7 ; 0.25 ; 1.0) = 0.25 --> 25/100
評点の最大値
計算結果は、正規化の後の最大評点です。
A1 70/100, A2 20/80, A3 10/10, カテゴリ最大 100:
max(0.7 ; 0.25 ; 1.0) = 1.0 --> 100/100
評点の最頻値
最頻値は、最も頻繁に発生する評点です。多くの場合、数値以外の評点に使用されます。平均値に対して有利な点は、異常値 (平均から極めて懸け離れている評点) に影響されないことです。しかし、1つ以上の最頻値がある場合 (1つのみ保持されます)、評点がそれぞれに異なる場合、その意味を失います。
A1 70/100, A2 35/50, A3 20/80, A4 10/10, A5 7/10 カテゴリ最大 100:
mode(0.7 ; 0.7 ; 0.25 ; 1.0 ; 0.7) = 0.7 --> 70/100
評点の合計
すべての評点の合計値です。評点の尺度は無視されます。評点を内部的にパーセンテージに変換 (正規化) しない唯一のタイプです。カテゴリ項目に関連する最大評点は、すべての総計項目の最大合計として自動的に計算されます。
A1 70/100, A2 20/80, A3 10/10:
70 + 20 + 10 = 100/190